この事例の依頼主
40代 女性
相談前の状況
相談者は、看護師で、外来や手術を担当していたが、勤務態度が悪く、トラブルを起こすとのことで、薬剤や試料の検品をなす機械的労務に配置転換された。相談者は、ショックで仕事に行けなくなり、傷病手当を受給していた。
解決への流れ
病院と交渉したが話し合いにならなかったので、労働審判を申し立てた。看護師という資格のある専門職であり、職種限定の合意がある旨主張した。3回目の審判で、円満退社し、慰謝料80万円をもらう合意が成立した。
病院と言っても一つの企業です。雇う側が強い指揮権、管理権を振りかざしてくることもあります。話し合いによって解決が難しければ、労働審判の申立も有効です。労働審判は、3回の期日で解決しなかったら、訴訟に移行するので、訴訟リスクを回避するための譲歩を引き出すことに成功しました。