犯罪・刑事事件の解決事例
#給料・残業代請求

会社側の相談,残業代請求をされたが,証拠がない。

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清水 廣人 弁護士が解決
所属事務所中村・清水法律事務所
所在地東京都 千代田区

この事例の依頼主

50代 男性

相談前の状況

介護サービスの会社を経営しています。元従業員から,残業代を請求する訴訟をおこされました。なんとなく,残業をしていた形跡もあるのですが,はっきりとした証拠がありません。

解決への流れ

残業代を払わない内容の和解が成立し,安心しました。反対にこちらの請求していた立替払金を支払ってもらえて,妥当な解決だったと思います。

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清水 廣人 弁護士からのコメント

会社側の所持する資料をすべて提出しましたが,残業をしたことを示すはっきりとした証拠はありませんでした。逆に,会社は,原告の元従業員に対して立替金請求権を有していました。一括で解決する内容の和解が成立しました。従業員の残業代請求にも証拠から残業の有無がはっきりしないケースもかなりあります。このような場合は,残業代請求も認められないことがあります。労働者も使用者も証拠をよく見極めて,訴訟をする必要があります。また,会社が従業員に対して,請求権をもっている場合もあります。従業員は,潜在的な反対訴訟の可能性も考慮して,訴訟提起する必要があります。使用者は,従業員や元従業員に対して,債権の支払いを請求しない方針であるとしても,従業員からの請求に備えて,証拠を保管しておく必要があります。