この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
長年疎遠だった叔母が亡くなり、叔母にお金を貸していた業者からご相談者様のもとへ請求がありました。ご相談者様としては、なぜ自分が請求されているのか分からない、遺産相続にも関わりたくないとのことでしたので、相続放棄のご相談をいただきました。
解決への流れ
まずは、相続権の発生する順序・範囲についてご説明し、ご相談者様に相続権が発生していることをご理解いただきました。その上で、相続放棄のメリット・デメリットを丁寧にご説明し、正式に相続放棄のご依頼を頂戴しました。その後は、相続放棄手続に必要な書類（戸籍等）を速やかに準備し、相続放棄申述期間内に相続放棄をすることができました。ご相談にいらした当初は、全く疎遠だった方の遺産を相続しなければならないかもしれないとご不安な様子でしたが、相続放棄が完了し、安心していただけた様子でした。
相続放棄の申立てが認められる期間は、原則として、相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内とされており、期限内に準備することが必要です。また、相続に関しては、親族関係が複雑だったり必要な書類が多数に及んだりと、ご自身で対応することが難しい場合も多々あります。そのため、早期に弁護士にご相談いただき、速やかに準備を開始することが何よりも重要となります。相続に関して、何をすればよいか分からない、ご自身で対処できないと思われた時は、お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。