犯罪・刑事事件の解決事例
#医療過誤

【病院側対応】リハビリ中に発生した患者様の転倒事故。保険会社とも協議しながら円満解決で裁判を回避。

Lawyer Image
川崎 仁寛 弁護士が解決
所属事務所佐野総合法律事務所
所在地千葉県 千葉市中央区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

リハビリ中の転倒事故について、医療法人様が高額の慰謝料等を請求された事案です。介助スタッフとしては落ち度がないとの認識であり、また損害額についても問題となり得る事案でした。保険対象事故であったため、裁判で支払義務が認められれば保険金で対応可能ではありましたが、保険会社の示談代行がないため、患者様との窓口担当者には大きな負担がかかり業務に支障が出ていました。

解決への流れ

代理人として交渉委任を受け、まずはスタッフの負担軽減を第一に考え、以後は当職を窓口に対応を行いました。当方の対応は適切であったこと、相手方が主張する症状と転倒との間に因果関係はないことを主張しつつ、早期解決に向け、法的リスクに関し詳細なリサーチ・報告を行ったうえ保険会社との間でも協議を重ねました。紛争の長期化、殊に患者様との医療裁判は好ましくないという意向も踏まえ、最終的には一定の解決金を保険金からお支払する形で裁判外での解決に至りました。

Lawyer Image
川崎 仁寛 弁護士からのコメント

患者からのクレームに対しては、初期に適切な対応を行うことが重要です。客観的に治療にミスがない、あるいは保険に入っているからといって。初期対応を疎かにすることで収束が容易でなくなるケースも多く見受けられます。早期円満解決を目指しつつ、極力本業に支障がないよう適切な方針を打ち立てられたことが成功のポイントとなった事例でした。