この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
10年以上前の借金で、8年前から支払っておらず、それ以来督促が来ていなかったのに、数日前に突然はがきで、「○○社からあなたに対する債権を弊社が買い取りました。つきましては遅延損害金を加えた額を払ってください」と請求された。元金は20万円ほどなのに、遅延損害金が加わって100万円になっている。
解決への流れ
はがきを送ってきた業者に対し、弁護士名で「当該債務は、最後の支払いより5年を経過したことにより、時効で消滅しています。本書をもって消滅時効を援用します。ですから支払いはできません」という趣旨の内容証明郵便を送り、業者と交渉したところ、「もう請求しない」ということで1円も払うことなく解決した。
この事案のように、大昔に借りて、返し切っていない借金について、突然債権回収会社から連絡が来るということがしばしばあります。しかし通常、サラ金、信販会社、銀行などからの借金は、最後に支払った時から5年を経過することによって、時効消滅します。ですから、的確に対処すれば、支払いを免れることがありますが、自分で業者に連絡をして交渉する中で、うっかり借金の存在を認めてしまうと、それによって時効が中断(つまり時効が無効になること)してしまうことがあります。ですから、このような場合には、決して自ら業者と交渉せず、速やかに弁護士に相談してください。