この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
弁護士から,不貞の慰謝料の支払を請求をするという内容証明郵便が届いたとのことでした。内容的には,認める部分もあるが,少なからぬ部分が事実と違うとのことで,請求には納得できないとのことでした。
解決への流れ
まず,不用意な回答は厳禁であることを指導しました。次に,しっかりと落としどころを見据えて,そこに向けて,どの部分に反論が必要で,逆にどの部分には踏み込まないのが良いかを確認し合いました。相談後,ご依頼をいただいて,弁護士同士で交渉の後,当初の請求の半額以下での示談が成立しました。
「相手は弁護士さんだから法律に則って公平に話を聞いてくれるだろう」と軽い気持ちで相手の弁護士と連絡を取ることは,時として危険です。弁護士との交渉は弁護士に任せてしまうのが一番安心ですが,それが難しい場合にも,一度は,弁護士のアドバイスを受けて,「何を話すべきか」「何を話すべきでないか」を確認してください。