犯罪・刑事事件の解決事例
#財産目録・調査 . #遺産分割

亡くなった父の遺産を遡って調査し、適切な金額を手にした事例

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好川 久治 弁護士が解決
所属事務所ヒューマンネットワーク中村総合法律事務所
所在地東京都 港区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

依頼者が小学生であった頃に両親が離婚し、その後は父に引き取られて二人で暮らしていました。そして、中学生の頃に父が他界、依頼者は再婚していた母に引き取られて成人しました。依頼者は、父が亡くなった直後、母からは「父には保険金も退職金も預貯金も何もない」と言われていたため、そういうものかと思っていましたが、ある日友人から、「お父さんには退職金があるはずだよ。」と言われたので、母を問いただすと、「知らないものは知らない」と相手にしてもらえませんでした。依頼者はその態度に不信感を抱き、当事務所にご相談頂きました。

解決への流れ

改めて父の生前の預貯金、保険、退職金等を調査したところ、振込先を母の口座として、遺族年金が支払われていたことが判明しました。依頼者は、不法行為の除斥期間である20年を経過する直前に裁判を起こし、更に調査を尽くしたところ、退職金も支払われていることが判明。しかも、母の口座に振り込まれている可能性が高い証拠も出てきました。保険会社の事業統合で、保険の調査は難航しましたが、根気よく調査していくと保険金も支払われていたことが判明。支払先はどこか分かりませんでしたが、受取人である依頼者が未成年であったことを考えると母が請求し、受け取っていた可能性が濃厚となりました。最終的には裁判所の勧めもあって、依頼者が母から1000万円を受け取ることで和解しました。

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好川 久治 弁護士からのコメント

遺産の調査は時間が経過すると困難となりますので、早めの調査が肝要です。また、長年おかしいと思いながら手つかずだった問題でも、根気よく諦めずに調べれば何か成果が得られるかもしれません。何事も諦めず専門家に相談することが大切です。