この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
50代の男性と女性(依頼者2名)から、亡くなった両名の父親(被相続人)の遺産分割について、ご相談・ご依頼いただきました。遺産の内容は、預貯金が約5000万円、不動産などを含めると合計で約6000万円でした。法定相続人は、依頼者2名のほかに、被相続人の子がもう1名(相手方)いましたが、依頼者2名とは疎遠になっていました。そのため、依頼者2名は、スムーズに遺産分割を進められるかどうかに、不安を感じているようでした。また、当事務所にご相談・ご依頼いただいた時点で、被相続人が亡くなってから約4か月が経過していました。本件は、遺産の規模からすると相続税の課税対象となるため、被相続人が亡くなってから10か月以内、という相続税の申告・納付期限に間に合わせなければならないといった要請もありました。
解決への流れ
当事務所の弁護士は、依頼後速やかに、遺産の洗い出しと集計を済ませて、相手方に対して法定相続分に基づく遺産分割の協議案を提示しました。これに対し、相手方は、ほぼ当方が提示したとおりの遺産分割協議に応じる、との回答をしてきました。そこで、当事務所の弁護士は、速やかに遺産分割協議書の作成・調印を進め、ご依頼いただいてから約4か月で、依頼者2名が合計約4100万円(法定相続分どおり)の遺産を獲得する内容での遺産分割協議を成立させることができました。相続税の申告・納付期限まで、約2か月を残しての決着であったため、余裕を持って相続税の申告・納付手続に臨むことができました。なお、相続税の申告・不動産の相続登記についても、当事務所の弁護士が窓口となって、当事務所と連携している税理士・司法書士に委託することで、スムーズに完了させることができました。
本件のように、遺産の規模が大きいケースでは、相続税の申告・納付期限に間に合うように、迅速に遺産分割協議を進めていくことが必要となります。うまく進められるかどうか不安がある場合には、遺産分割の問題に精通した弁護士にお早めにご相談いただくのがよいでしょう。当事務所のその他の解決事例はこちらhttp://www.hachinohe-souzoku.com/600/