この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
通院中に相談を受けた。リハビリをめぐって主治医との信頼関係の構築が難しいようだった。リハビリのために他の病院に通院することを勧めた。
解決への流れ
新たに通院した病院でリハビリができ、相談者も満足していた。症状固定となり、いずれの医師が自賠責後遺障害診断書を作成するか問題となったが、両方の医師に作成してもらった。その際には、自賠責後遺障害診断書に書いてもらうべきポイント(自覚症状、他覚的所見)について、書面でお願いをした。その結果、11級7号が認められた。任意保険会社からの示談の提示額は約600万円だったが、最終的に約1100万円で示談が成立した。
リハビリのために病院を変えたこと、自賠責後遺障害診断書の作成時に書いてもらうべきポイントを医師に示したこと、せき柱の変形の場合は労働能力喪失率が争われることが多いが裁判例を示して説得的に交渉したことがよかった。