犯罪・刑事事件の解決事例
#慰謝料

不貞行為の事実がないにもかかわらず不貞行為があったとして請求を受け,不貞の事実を否定したうえで早期解決,ご依頼者様の利益につながるように解決金を支払って和解した事例

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松木 隆佳 弁護士が解決
所属事務所リベラルアーツ法律事務所
所在地東京都 目黒区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

ご依頼者Aさん(女性)は,妻Cさんのいる男性Bさんと交流会を通じて知り合い,その後,AさんとBさんは二人だけで食事に行くなどするようになりました。ある日,Aさんは,Bさんと食事に行ったところ,ひどく酔っぱらってしまい,Bさんに寄り添うようにして,手をつなぐなどして,自宅まで送ってもらいました。この日の様子が,Cさんの依頼した探偵会社に写真にとられており,これらを証拠として,Aさんは,Cさんから不貞があったとして300万円の慰謝料請求を受けてしまいました。なお,BさんとCさんは,これと前後して,別居していました。Aさんは,Cさんからの請求に困ってしまい,当事務所にご依頼ただきました。

解決への流れ

当事務所では,Bさんとは単なる友人で,自宅に送ってもらっただけで,肉体関係もなく,恋愛関係でもなく,自宅にも止まっていないとしてCさんの請求を拒否しました。その結果,Cさんから訴訟提起されました。第1審裁判所では,Aさんの主張が認められ,Cさんの請求が棄却され,Aさんは全面勝訴することができました。その後,Cさんから控訴されました。Aさんとしても,Bさんと親密な関係にあり,これがCさんの別居の原因であるとされ,逆転敗訴するリスクも全くないとは言えなかったため,Aさんは,当事務所と協議のうえ,請求額から大幅に減額した40万円を支払うことで和解して,解決することができました。

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松木 隆佳 弁護士からのコメント

第1審では勝訴判決を得ていたものの,逆転敗訴の可能性があることを裁判官から示唆されていたため,敗訴リスクを考慮し,ご依頼者様の利益を考え,低額での和解を成立させました。