この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
●事件内容甲車が直線路を走行していたところ,T字路交差点において乙車が突き当り路から同交差点に左折進入し,甲車側面に接触しました。この事故により,甲車運転のAさんは,左足関節打撲,頸椎打撲の傷害を負いました。
解決への流れ
●弁護士対応当事務所は,まず被害者の方に寄り添って相談に応じたうえで,被害者の方に適切な治療費及び交通費が支払われるように保険会社及び相手方代理人弁護士に対して請求しました。また,慰謝料についても,保険会社の計算基準によって示された金額ではなく,裁判所で認められる慰謝料額を保険会社及び相手方代理人弁護士に対して提示し,適切な金額となるよう何度も交渉を重ねました。●結果交渉の結果,治療費及び交通費は当方の請求金額が認められるに至りました。また,慰謝料については,裁判所で認められる基準に基づいて算定することになり,最終的に当初提示された金額の2倍の金額の慰謝料が支払われるに至りました。
本件のご依頼者様は、交通事故で重い怪我を負い一時的に生活が困難となったにも関わらず、正当な補償がされず苦しまれていました。保険会社側の提示額は過去の裁判例と比較してあまりに不当でありながら、事案の重大性が看過された事案です。交渉は難航しましたが、多くの裁判例を集積して分析することで、最終的に当方主張の正当性が認められました。後日、ご依頼者様より、「なによりも、私の気持ちを粘り強く訴えかけてくれたことが嬉しかった」とのお言葉を頂戴しました。―依頼者に寄り添い、共に解決する唯一無二のパートナーでありたい。あらためて、私の初心に立ち返ることができた思い出です。