この事例の依頼主
80代以上 女性
相談前の状況
東京で暮らす70代の息子が賃貸マンションで孤独死したため、賃貸人が賃借人の相続人である母親に対して、清掃費などの原状回復費用を求め、母親は対応に困り相談に来られました。
解決への流れ
最初に相続放棄を検討しましたが、息子の勤務先からいくらかの見舞金と退職金が支払われることが分かり、賃貸人が掛けていた保険金と合わせれば原状回復費用を賄える可能性があったので、できる限り、賃貸人の要請に応じて原状回復に協力することとし、裁判所に限定承認を申し立てて、プラスの遺産の範囲内で債務を支払うことにしました。
賃貸人も満足できる結果となり、相談者は亡くなられた息子さんの後始末をちゃんとでき、よい供養が出来たと喜ばれました。